冬休みの観光は、実質的に今日からスタートです。
今日はパリからドイツのケルンに移動し、ケルンのホテルにチェックインした後、世界遺産であるアーヘンの大聖堂を見学する予定です。
<パリからケルンへの移動>
パリからケルンへは、タリスという真っ赤な国際列車で移動します。
タリスはフランス国鉄自慢のTGVを国際列車としたもので、最高時速は300km/hです。卒業旅行ではパリからアムステルダムに乗りましたが、今回はケルン行きです。
発車する番線は発車15分前にようやく表示になりました。多くの人が、表示板を見ながら、自分の乗る列車の番線が表示されるのを待っていました。
パリでの同時多発テロを受け、国際列車のセキュリティは厳しくなっています。
パリ北駅では国際列車に乗る前に、係官(警察官でしょうか)によるパスポートと乗車券の確認があります。6名の係官で全ての乗客の確認を行うので、かなりの行列になっていました。
発車時刻の15分前に確認を開始するというオペレーションは流石に無理があったと見え、定刻から8分遅れて発車しました。
早めに乗車できたので、車内の写真を撮ってみました。1等車はゆったりとして静かです。
一等車では途中、軽食も提供されました。ホテルでは朝食がついていなかったので、まずは一息というところです。
Thalysはブリュッセル行きの編成とケルンまで行く編成が連結されています。二つの編成は互いに行き来できないので、乗るときに間違えないことが大切です。
ブリュッセルまでは車内も空いていましたが、ブリュッセルからケルンまでは満席でした。こういう時、1列シートで良かったと感じます。
また、ブリュッセルを過ぎてしばらくすると、軽食も出てきました。甘くておいしいケーキでした。
<ケルンの街並み>
ケルン中央駅は、世界遺産であるケルン大聖堂のすぐ隣にあり、また、ライン川にも面しています。多くの列車が発着する割にはホーム数も少なく、到着前にしばらく手前で待たされるました。おそらく、前の列車の発車が遅れ、ホームが空かなかったのだと思います。
ケルン大聖堂は、ドイツで最も多くの人が訪れる教会であり、その堂々とした姿は私が欧州好きになったきっかけでもあります。近くで見ると、その巨大さにとにかく圧倒されます。写真で見るのと実際に肉眼で確かめるのは、やはり全然違います。
ケルンの街は後日、ゆっくり観光することにしているので、見たい気持ちを抑えつつ、ホテルのチェックインだけを手早く済ませます。
<ホテル>
今回のホテルは大聖堂、中央駅のどちらからも近い旧市街に予約しました。目抜き通りに面しており、ちょっと入り口はわかりづらいのですが、ホテルスタッフは親切で、施設も狭いながらも清潔です。エレベータは旧式で、ちょっと心配になりますが。。。
セーフティ・ボックスが部屋にないのはマイナスですが、立地の良さと値段を考えると、良いホテルだと思います。
<ケルンからアーヘンへ>
ケルンは大都市で交通の便が良いので、ケルンを拠点に今日はアーヘン、明日はトリーアを観光することにしました。
今日は、アーヘンを訪れます。実はアーヘンはパリとケルンの間にあり、先ほど乗ったタリスも停車しています。ただ、ケルンからもローカル列車 REGIO でも1時間弱ですので、いったんケルンのホテルで荷物を預けてからでも十分、観光できます。
中央駅チケットを買い、アーヘンに向かいます。往復の買い方がよくわからなかったので、取りあえず片道だけ買って乗り込みました。ホームには多くの人が列車を待っており、乗り切れるか非常に心配でしたが、2階建ての列車で乗り切れました。
<アーヘンの街>
アーヘンは紀元前3世紀からローマ人が温泉地として利用しており、その後、ゲルマン民族のフランク族が定住しました。
特にフランク族のカール大帝はアーヘンを気に入り、宮殿教会を建設したほか、自らもアーヘン大聖堂に埋葬されています。
街はそれほど大きくないので、大聖堂のある附近をめがけて歩いて行きます。
アーヘン大聖堂の周りは、クリスマス・マーケットでごった返していました。
特に、多くの店でグリュー・ワインという暖かいワインを売っています。これは、ワインにはちみつやシナモンなどを混ぜたもので、マグカップに注いでくれます。このグリュー・ワイン、ワイン自体は3.5ユーロですが、マグカップのデポジット込みで6ユーロです。つまり、返さなければマグカップは持ち帰っても構わないのです。柄も可愛い物ばかりですし、2015年のものは今、ここでしか手に入りません。思わず2杯も飲んでしまいました。
また、ドイツといえば、ソーセージ。こちらも3.5ユーロでパンにはさんだアツアツのものを食べられます。
<アーヘン大聖堂>
アーヘン大聖堂 Dom は、「皇帝の大聖堂」とも称され、北部ヨーロッパで最古のものです。カール大帝が786年に建設を始め、814年にカール大帝が死ぬと自らもそこに埋葬されました。今も骨が保存されています。その後、936年から1531年にかけて約600年間にわたって、この大聖堂で神聖ローマ帝国の皇帝の戴冠式が執り行われています。
1978年、ユネスコが初めて世界遺産として登録した12の遺跡の1つということからも、この大聖堂の歴史的な価値がおわかりになると思います。
内部に入るだけであれば無料ですが、私はガイドツアーで見学しました。ガイドツアーは、宝物殿の前のチケットセンターで申し込めます。英語のツアーは14時からの1回だけで、たまたま13時半くらいに申し込めたので、非常にラッキーでした。
大聖堂内部で大聖堂の歴史的な意義や背景をガイドのお姉さんが説明してくれます。また、ガイドツアーの素晴らしいところは、通常は入れない祭壇の奥と、2階のカール大帝の玉座を見られることです。この玉座、兵士の落書きが残っていることから本物と分かったそうです。
ステンドグラスが全面に張り巡らされて、天気が良いと美しい光景が見られそうです。
この大聖堂は、他のドイツの大聖堂とは全く異なる、オリエンタルな雰囲気を醸し出しています。これは、東ローマ帝国のコンスタンティノープルの様式を模しているからだそうです。
アーヘンは、ケルンからの近さの割に知名度がいまひとつなのが残念です。この独特の雰囲気を持つ大聖堂を見るだけでも十分、訪れる価値があると思います。
また、大聖堂周辺の街並みもきれいです。
ケルンにお立ち寄りの際は、足を延ばしてみていただきたいと思います。
<ケルンに帰る>
今日はパリからドイツのケルンに移動し、ケルンのホテルにチェックインした後、世界遺産であるアーヘンの大聖堂を見学する予定です。
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世界遺産のアーヘン大聖堂 |
<パリからケルンへの移動>
パリからケルンへは、タリスという真っ赤な国際列車で移動します。
タリスはフランス国鉄自慢のTGVを国際列車としたもので、最高時速は300km/hです。卒業旅行ではパリからアムステルダムに乗りましたが、今回はケルン行きです。
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停車中のタリス |
発車する番線は発車15分前にようやく表示になりました。多くの人が、表示板を見ながら、自分の乗る列車の番線が表示されるのを待っていました。
パリでの同時多発テロを受け、国際列車のセキュリティは厳しくなっています。
パリ北駅では国際列車に乗る前に、係官(警察官でしょうか)によるパスポートと乗車券の確認があります。6名の係官で全ての乗客の確認を行うので、かなりの行列になっていました。
発車時刻の15分前に確認を開始するというオペレーションは流石に無理があったと見え、定刻から8分遅れて発車しました。
早めに乗車できたので、車内の写真を撮ってみました。1等車はゆったりとして静かです。
一等車では途中、軽食も提供されました。ホテルでは朝食がついていなかったので、まずは一息というところです。
Thalysはブリュッセル行きの編成とケルンまで行く編成が連結されています。二つの編成は互いに行き来できないので、乗るときに間違えないことが大切です。
ブリュッセルまでは車内も空いていましたが、ブリュッセルからケルンまでは満席でした。こういう時、1列シートで良かったと感じます。
また、ブリュッセルを過ぎてしばらくすると、軽食も出てきました。甘くておいしいケーキでした。
<ケルンの街並み>
ケルン中央駅は、世界遺産であるケルン大聖堂のすぐ隣にあり、また、ライン川にも面しています。多くの列車が発着する割にはホーム数も少なく、到着前にしばらく手前で待たされるました。おそらく、前の列車の発車が遅れ、ホームが空かなかったのだと思います。
ケルン大聖堂は、ドイツで最も多くの人が訪れる教会であり、その堂々とした姿は私が欧州好きになったきっかけでもあります。近くで見ると、その巨大さにとにかく圧倒されます。写真で見るのと実際に肉眼で確かめるのは、やはり全然違います。
取りあえずスマートフォンで撮影した大聖堂。大きすぎて、下まで入りきらない… |
ケルンの街は後日、ゆっくり観光することにしているので、見たい気持ちを抑えつつ、ホテルのチェックインだけを手早く済ませます。
<ホテル>
今回のホテルは大聖堂、中央駅のどちらからも近い旧市街に予約しました。目抜き通りに面しており、ちょっと入り口はわかりづらいのですが、ホテルスタッフは親切で、施設も狭いながらも清潔です。エレベータは旧式で、ちょっと心配になりますが。。。
セーフティ・ボックスが部屋にないのはマイナスですが、立地の良さと値段を考えると、良いホテルだと思います。
<ケルンからアーヘンへ>
ケルンは大都市で交通の便が良いので、ケルンを拠点に今日はアーヘン、明日はトリーアを観光することにしました。
今日は、アーヘンを訪れます。実はアーヘンはパリとケルンの間にあり、先ほど乗ったタリスも停車しています。ただ、ケルンからもローカル列車 REGIO でも1時間弱ですので、いったんケルンのホテルで荷物を預けてからでも十分、観光できます。
アーヘン行きの列車 |
二階建てで、座席も多い。 |
中央駅チケットを買い、アーヘンに向かいます。往復の買い方がよくわからなかったので、取りあえず片道だけ買って乗り込みました。ホームには多くの人が列車を待っており、乗り切れるか非常に心配でしたが、2階建ての列車で乗り切れました。
<アーヘンの街>
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アーヘン中央駅 |
特にフランク族のカール大帝はアーヘンを気に入り、宮殿教会を建設したほか、自らもアーヘン大聖堂に埋葬されています。
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アーヘン中央駅前の様子 |
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大聖堂が見えると、気分も高まってきます。 |
アーヘン大聖堂の周りは、クリスマス・マーケットでごった返していました。
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アーヘン大聖堂を後ろから見たところ。手前にクリスマス・マーケットが開催されている。 |
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大聖堂周辺は、クリスマス・マーケット一色! |
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アーヘン大聖堂を横から見たところ。 |
また、ドイツといえば、ソーセージ。こちらも3.5ユーロでパンにはさんだアツアツのものを食べられます。
<アーヘン大聖堂>
アーヘン大聖堂 Dom は、「皇帝の大聖堂」とも称され、北部ヨーロッパで最古のものです。カール大帝が786年に建設を始め、814年にカール大帝が死ぬと自らもそこに埋葬されました。今も骨が保存されています。その後、936年から1531年にかけて約600年間にわたって、この大聖堂で神聖ローマ帝国の皇帝の戴冠式が執り行われています。
1978年、ユネスコが初めて世界遺産として登録した12の遺跡の1つということからも、この大聖堂の歴史的な価値がおわかりになると思います。
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アーヘン大聖堂を正面から撮影。 |
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アーヘン大聖堂に入るところ。入場自体は無料。 |
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大聖堂は八角形なのが特徴的。また、天井の金の装飾、アーチの縞模様など、独特の雰囲気。 |
大聖堂内部で大聖堂の歴史的な意義や背景をガイドのお姉さんが説明してくれます。また、ガイドツアーの素晴らしいところは、通常は入れない祭壇の奥と、2階のカール大帝の玉座を見られることです。この玉座、兵士の落書きが残っていることから本物と分かったそうです。
ステンドグラスが全面に張り巡らされて、天気が良いと美しい光景が見られそうです。
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通常はここから奥には入れないが… |
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通常は入れない場所にもガイドツアーだとは入れる。 |
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カール大帝の玉座。 |
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カール大帝の玉座。落書きが見える? |
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玉座について説明してくれるガイドのお姉さん。セーターが派手なクリスマス柄なので見失うことが無い。 |
この大聖堂は、他のドイツの大聖堂とは全く異なる、オリエンタルな雰囲気を醸し出しています。これは、東ローマ帝国のコンスタンティノープルの様式を模しているからだそうです。
アーヘンは、ケルンからの近さの割に知名度がいまひとつなのが残念です。この独特の雰囲気を持つ大聖堂を見るだけでも十分、訪れる価値があると思います。
また、大聖堂周辺の街並みもきれいです。
ケルンにお立ち寄りの際は、足を延ばしてみていただきたいと思います。
<ケルンに帰る>
大聖堂の見学を終え、またREGIOに1時間揺られ、ケルンに戻ります。
今日は朝食をしっかり食べたのと、昼のソーセージ、そしてグリュー・ワインを食べ、おなかが膨れていたので、夕食は食べず、ホテルに戻りました。
昨晩は時差ぼけのせいか、余りよく眠れなかったので、今日は少し早めに休むことにしました。
今日は朝食をしっかり食べたのと、昼のソーセージ、そしてグリュー・ワインを食べ、おなかが膨れていたので、夕食は食べず、ホテルに戻りました。
昨晩は時差ぼけのせいか、余りよく眠れなかったので、今日は少し早めに休むことにしました。
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