2014年末・年始にイタリアに旅行した際の写真などをお届けします。
朝、パリを出発し、ナポリに向かいます。こちらは特典航空券が無かったので、エアフランスの片道のエコノミークラスの切符です。
「ナポリを見て死ね」という言葉通り、美しい街であるとのイメージがある半面、マフィアが多い、ずるがしこい典型的なイタリア人の街、という悪い先入観があるのも事実。工業が発展するイタリア北部と比べ、南部は産業にも乏しく経済状況も悪い、そして治安が悪いと言われています。
そんな期待と不安の混じった感情を抱いたまま、ナポリの空港に降り立ちました。
<空港から市内に向かう>
空港から市内は、バス移動です。バスのチケットはガイドブックにある「Sunstore」という雑貨屋のようなところで購入します。自販機などありません。そして、バスの乗り場もややわかりづらく、不安を覚えます。
何とかバスに乗り込んで市街地が近づくと、道路に広がるのはカオス!
先進国とは思えない、自由奔放なドライバーであふれかえっています。当然、道路は大渋滞。この状況からいかに(自分だけ)うまく脱出するか、だけを考えるドライバーばかり。最初、「ここは中国か?」とわが目を疑ったくらいです。
<とりあえずホテルへ>
何とか中央駅に降り立ち、ホテルを目指します。中央駅付近は物売りが多くいて、余り気持ちの良い物ではありません。現地の人はともかく、何故か東洋人も混じっています。スリの被害にあわないよう気を付けながら、ホテルを目指します。いかにもイタリアらしいと感じる街です。
<ヌオーヴォ城へ>
ホテルに荷物を置いて、必要最小限だけを持って、まずはヌオーヴォ城を目指します。
地下鉄のUniversitaで降り、それっぽい建物を目指すと、ありました。
ヌオーヴォ城を北側から見たところ。周りが覆われていて、近づけないので周辺を回り込むことに。 |
しかし、私は北側から近づいたところ、周辺の道路は工事中のようで、ぐるっと西側に回り込む必要がありました。真正面から見ると、ガイドブックと同じ姿を現しました。
ヌオーヴォ城を正面から見た。 |
正面の門を下から写したところ。 |
切符を買って入ろうとすると、切符売り場のおじさんが日本語で説明してくれる。これにはかなり驚いた。おそらく日本語を理解しているのではなく、言葉をそのまま丸暗記している風であったが、それでもかなり長いフレーズを、何も見ずにスラスラと話しだしたのだ。ナポリは怖いところ、油断できないところ、というイメージもあるものの、こういう人懐っこさのようなものがあるのも事実で、それが魅力につながっていると思います。
切符を提示して中に入るとこんな感じ。左右と正面の建物を見学できます。
人骨が見える。 |
建物の内部はこのように絵画が飾られていたり、チャペルがあったりします。また、発掘されたと思われる人骨も見られたりします。
これら内部も素晴らしいのですが、それよりも素晴らしいと思われるのが、城からの眺めです。
ヌオーヴォ城からの眺め。ヴェスーヴィオ山が見える。 |
クルーズ船が停泊する湾の向こうに、ヴェスーヴィオ山が見えます。これは思わず立ち止まらざるを得ない素晴らしい眺めだと思います。思えば、大学受験に出てきたヴェスーヴィオ。答えられずに悔しい思いをしたのは、つい昨日のようです。
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