2014年末・年始にイタリアに旅行した際の写真などをお届けします。 前回に引き続き、 今回も
ポンペイに行った際の写真などをお届けします。
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雪が積もるポンペイ遺跡。ポンペイで雪が降るのは珍しいのだとか。 |
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スタビアナ通りの様子(スタビア門方向)。馬車の轍がそのまま残っているのが分かる。 |
名前の付いた建物以外にも、例えば、
通りの石畳の轍一つとっても、、ポンペイの歴史を感じることができます。石が削れるほどの長い年月をこの街は続いていたということで、それが一瞬で滅ぶというのも世の無常のようなものを感じずにはいられません。
(5)チェイの家
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チャイの家。ここは雨水を利用した給水場を持つ四柱式アトリウム。 |
チェイの家Casa dei CeiiIは、小さな家ですが壁に特徴的な絵画が描かれています。
この家の最大の見所は庭にある3つの壁の装飾で、猪を追う狼、羊を追う虎、牛を狩る獅子などが描かれています。
2000年近くも前に埋まった街の装飾がこんな風に残っていることに、感動を覚えます。
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チェイの家の最大の見所が庭の正面の装飾。狩猟の様子が描かれている。色鮮やか。 |
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チェイの家の庭の右側。 |
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チェイの家の庭の左側。赤が鮮か。 |
(6)メナンドロの家
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メナンドロの家のアトリウム(中庭付き中央広間) |
メナンドロの家Casa dei Menandroはチェイの家の向かいにあります。奴隷部屋や浴場を組み込み、
古代ローマの家の典型的な設計なのだとか。また、アトリウムの左周囲には
トロイ戦争を題材としたフレスコ画三部作が描かれています。
また、アトリウムの角には
守護神を祀る神棚があります。
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フレスコ画三部作の一部。正面の壁、左側の壁の中央にある絵画は、それぞれ「ヘビに絞殺されるラオコーンとその息子たち」「トロイ人に町の中へ木馬を入れないよう説得するカッサンドラ」なのだとか。 |
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メナンドロの家のアトリウム。正面やや左の角に守護神を祀る神棚が見える。 |
メナンドロの家は、
庭も立派です。ペリステリウム(列柱に囲まれた中庭)は広々としており、その周囲も装飾が施されています。また、壁龕(へきがん)もいくつか見られます。
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メナンドロの家のペリステリウム。 |
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ペリステリウムの壁に施された装飾。 |
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壁龕が見られる。 |
このほかにも、
浴場のモザイク画などの特徴的装飾も見どころとなっています。
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浴場。 |
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この部屋で出土したと思われる人骨も展示されていた。 |
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床面にはモザイク画も。ピグミー族を描いたものかは確認できず。 |
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