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2015年10月10日土曜日

2014年末のイタリア旅行 (5) ~ナポリのヴォメロの丘とドゥオモ~

 2014年末・年始にイタリアに旅行した際の写真などをお届けします。 前回に引き続き、ナポリの様子をご紹介します。

<フニコラーレに乗り込む>
 ガッレリアから奥に進むと「フニコラーレFunicolare」というケーブルカーが走っており、その駅があります。これに乗り込み、ヴォメロの丘に向かいます。
 私が乗ったのは、チェントラーレ線Centraleです。ケーブルカーは坂を上るためのものなので、車両内部は階段状、乗り場もそれに合わせて階段状です。

 ちなみに、童謡の「フニクリ・フニクラ」とは、フニコラーレの愛称で、ヴェスーヴィオ山へのフニコラーレのコマーシャルソング(世界最古のコマーシャル・ソングなのだとか)として作られたということです。童謡の「赤い火を噴くあの山」とは、ヴェスーヴィオ山なのです。

フニコラーレのチェントラーレ線。乗り場も階段状だ。

 
<サンテルモ城を目指す>
 フニコラーレの終点Piazza Fuga駅で降り、サンテルモ城Castel S.Elmoを目指します道路に「Castel S.Elmo」という表示があるので、それをたどって歩いていけば大丈夫です。若干の坂道を上りながらしばらく歩くと右手に城壁が見え、サンテルモ城に到着です。左手には、素晴らしいナポリの街並みが広がっており、ここからはナポリ市街が一望でき、さらにヴェスーヴィオ山も遠望できる絶好の撮影スポットになっております。
 なんと、この日(火曜)はサンテルモ城はお休み!事前の下調べ不足を悔やみました。仕方なく、写真撮影にいそしみます。
ナポリ・ヴォメロの丘Monte Vomeroからナポリ市街を望む。ヴェスーヴィオ山も奥に見える。
  日も暮れてきたので、日本からはるばる運んできた三脚をここぞとばかりに持ち出し、撮影しました。しかし、ナポリは予想外に寒く、手がかじかんで仕方ありません。本当はじっくり腰を据えて、この素晴らしい景色を眺めたかったのですが、風邪をひいてはそれどころじゃないということで、早々に引き上げることにしました。

<下界に戻る ~フニコラーレ・モンテサント線~ >
 寒さに耐えられずにサンテルモ城(の横)を後にし、来た道を引き返します。途中、先ほど乗ったフニコラーレ・チェントラーレ線とは別の路線の駅があり、それに乗り込むことにしました。これはモンテサント線MontesantoのMorghen駅で、ここから地下鉄のモンテサント駅付近まで降りていきます。

<ドゥオモを目指す>
 地下鉄2号線に乗り、スパッカ・ナポリに向かいます。スパッカ・ナポリは「ナポリを真っ二つに割る」という意味のナポリの下町だそうです。ただ、日が沈んだ時刻ではそれを感じる暇は余りありませんでした。
スパッカ・ナポリの入口にあった門。
  街中をしばらく歩くと、ドゥオモに到着。ドゥオモは外観こそシンプルですが、内部は豪華・壮麗です。特に、天井のフレスコ画、華やかなサン・ジェンナーロ礼拝堂などは美しさに魅入ってしまうことでしょう。ドイツの大聖堂は、内部はどちらかというとシンプルで無骨な印象を受けたのですが、イタリアの大聖堂は内部も装飾が多く、これも国民性なのかなと感じました。
ドゥオモの外観。外観はシンプルだが、中は壮麗である。
ナポリのドゥオモの内部。外観からは想像できないほど豪華で壮麗である。
ナポリのドゥオモの天井。
天井に描かれたフレスコ画が美しい。


テゾーロ・ディ・サン・ジェンナーロ礼拝堂Cappella del Teasoro di S.Gennaro

ドゥオモ床のレリーフ。おそらく聖人なのだろうが、踏みつけられて、顔は消えかかっている。イタリア人は、気にならないのだろうか?


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