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2015年10月25日日曜日

2014年末のイタリア旅行 (13) ~ポンペイ遺跡を歩く(その6)~ 狩りの家、ファウノの家、フォルトゥーナ・アウグスタ神殿など

 2014年末・年始にイタリアに旅行した際の写真などをお届けします。 前2回に引き続き、 今回もポンペイに行った際の写真などをお届けします。ヴェッティの家、狩りの家、ファウノの家、フォルトゥーナ・アウグスタ神殿などなどが中心です。




(16)ヴェッティの家
 ヴェッティの家Casa dei Vettiは裕福な商人の家です。残念ながら改修中のため、中には入れませんでした。
 ただ、有名な入口の絵は撮ることができました。
 入口の右側に、巨大な男根と金貨の入った袋を天秤にかけている生殖の神プリアポスが描かれています。この絵画は金持ちの象徴とされたそうです。玄関にこんな絵を飾るというのは、今の世の中ではちょっと考えられませんね。
性器の重さをはかるプリアポス。

(17)狩りの家
 狩りの家Casa della Caccia Anticaは、庭の壁に昔の狩りの様子が描かれています。これが家の名前の由来です。

狩りの家の庭
入口の左側の壁に、翼を持つ人物が描かれている。







(18)ファウノの家
 ファウノの家Casa del Faunoは、ポンペイの家の中でも最も大きく豪華なものです。持ち主に関する記述は1つも残されておらず、広間の入口に踊るファウノの小さなブロンズ像が置かれていたことに家の名が由来しているのだとか。
 書斎には遠近法を用いた立方体模様の床があり、ここで宝石や金品を身に着けていたと思われる人骨が発見されたとか。また、屋外の広間の床に、「アレキサンダー大王とダリウスのイッススでの戦い」のモザイク画が発見されています。写真では余りきれいには撮れませんでしたが…。
 これだけのモザイク画を自分の家に施すとは、相当なお金持ちであることは間違いありませんね。

雨水貯めのある入口の広間。


ファウノの家の書斎。遠近法を用いてひし形で立方体を表現している床。

床一面のモザイクに加え、中央はハトのモザイクも。


「アレキサンダー大王とダリウスのイッススでの戦い」のモザイク画。

(19)フォルトゥーナ・アウグスタ神殿
 フォルトゥーナ・アウグスタ神殿Tempio della Fortuna Augustaは、キケロの親類であり、またポンペイの権威者であるマルクス・トゥリウスの資金によって建立されました。この神殿は、皇帝崇拝の普及で政治的な価値をお持ち、新しい皇帝が帝位に就くと閣僚たちは直ちにこの神殿に像と碑板を奉納したそうです。

フォルトゥーナ・アウグスタ神殿



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