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2015年11月15日日曜日

2014年末のイタリア旅行 (22) 斜塔で有名な街、ピサへ!

2014年末・年始にイタリアに旅行した際の写真などをお届けします。

 フィレンツェの観光はまだ途中ですが、今日はピサに観光します。
 ピサといえば、斜塔!その内容も含め、お届けしたいと思います。

ピサのシンボルともいうべき斜塔とドゥオモ

<フィレンツェからピサに向かう>

 フィレンツェからピサは鉄道で1時間弱の距離にあります。ピサの斜塔を見られるという興奮から、朝食も食べずに駅に向かいます。ピサ中央駅は終点型ではなく、日本に多い通過型の駅で、県庁所在地の駅としてはコンパクトだと思います。
 世界遺産にもなっており、斜塔などがあるドゥオモ広場は中央駅から離れているので、歩いて向かいます。バスもありますが、観光客を狙ったスリも多いという話もあるので、歩くことにしました。途中は住宅街のようなところを歩くことになります。

 しばらく歩いていくと、ドゥオモが見えてきます。この一帯が、斜塔などもあるドゥオモ広場です。

ドゥオモと洗礼堂


<いよいよ斜塔へ!>

 ピサの斜塔 Torre Pendente は、1173年に建築が開始されたのですが、1185年の時点で既に傾き始め、工事はいったん中断されました。その後、1275年に工事が再開されると傾きも急速に増していったのだとか。その後も1935年と1972年のボーリングと地盤の強化により傾きが増し、倒壊の危機が叫ばれました。
 現在は倒壊対策も施されており、中心軸が最下層と最上部で3メートルもずれているものの、観光できるようになっています。

 斜塔のチケットは、あらかじめオンラインで購入しておかなくてはなりません。その際、入場時刻も指定されています。
 また、斜塔にはカメラなどを除いて荷物を持って上ることはできません。あらかじめ荷物をロッカーに預ける必要があります。荷物を預ける場所は、表示が出ているので迷うことはないと思います。

ドゥオモと斜塔。

斜塔の入り口付近。入場待ちの人が待っている。
いよいよ、入場です!
 
斜塔の底部。
最初は斜塔の底部で説明を聞くことになります。
底部から上を見上げたところ。

斜塔の底部から見上げたところ。

 斜塔の底部から上を見上げると、塔が傾いているのがお分かりになると思います。鉄の柱は垂直に伸びていますので、写真で見ると塔が右に傾いているということになります。

階段の様子
説明を聞き終えたら、あとはひたすら、らせん階段を上るのみ!
 といっても、塔の外壁に沿ってゆるやかにカーブしている階段ですので、目が回る心配もなく、また、頑丈ですので、揺れて怖い思いをすることもあります。
 ただ、そこは斜塔。傾いている方に体を持って行かれるのが分かります。階段の減り方も自然といびつになるようです。

ピサの斜塔の屋上の様子。



 斜塔のてっぺんには、ちゃんと柵が巡らされています。傾いている方に行くと、そのまま塔の外に投げ出されそうなくらい傾いているので、当然ではありますが。。。

斜塔の鐘。


 本来の役割は鐘楼ですので、鐘もちゃんとあります。
 それにしても、空の青いこと!素晴らしい天気です。

南側を見ているところ。

斜塔からドゥオモを見下ろす。一部改修中だったのが残念。


 ピサの斜塔の上に上ると、流石に高いだけあって素晴らしい景色です。ドゥオモの屋根も良く見えます。


 斜塔を堪能したら、上ってきたらせん階段を下りていきます。下りの方が、塔の傾きをより強く感じるように思いました。


<洗礼堂>

 斜塔からも見えた洗礼堂 Battistero にも入ってみました。

外部の装飾も凝っていて、美しい洗礼堂。
この洗礼堂は12世紀半ばに建設が始められ、完成は14世紀の後半です。






 内部に入ると、外観とは打って変わってシンプルで、華美な装飾はありません。縞模様が特徴的です。


<納骨堂>

 ドゥオモ広場には、納骨堂 Camposanto もあります。

納骨堂の外観。



  納骨堂の床には、数多くの聖職者が眠っています。踏まないと歩けないので、踏まざるを得ないのですが、個人的にはちょっとためらわれます。多くの観光客などに踏みつけられ、刻まれた文字が読めないくらいにつるつるになっているものもあり、これでいいのだろうかと、ちょっと心配になりました。




<ドゥオモ>

 斜塔が有名ですが、本来は、ドゥオモ Duomo / Cattedrale がこの広場の主役です。建築が始まったのは11世紀の中盤です。

ドゥオモを正面から見たところ。



内部も厳かな印象を与える。





 内部は円柱とアーチが林立する特徴的なスタイルで、壮麗な印象を与えます。


<ピサ中央駅へ>

ピサの斜塔。傾いている。


 ドゥオモ広場での斜塔などの観光を終え、再び歩いて中央駅に戻ります。
 途中、アルノ川を渡るのですが、いかにもヨーロッパ、という風景に出会いました。



 斜塔はもちろん、素晴らしいのですが、こういったガイドブックに取り上げられない何気ない風景にもヨーロッパの空気を感じられ、素晴らしいと思います。


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