ボローニャ観光を終え、翌日はボローニャを拠点として、世界遺産都市モデナ、『パルムの僧院』のパルマに日帰り旅行しました。
今回は、モデナに引き続き、パルマに旅行した際の記録です。
<パルマへ!>
モデナを堪能したら、次の目的地、パルマに向かいます。
パルマはボローニャから鉄道で50分、モデナからだと30分程度です。
パルマはパルミジャーノ・チーズとパルマハムで有名なグルメの街であるとともに、洗礼堂・ドゥオモが美しい街です。
![]() |
ピロッタ広場 |
ドゥオモのある中心部には、いくつかの教会が集まっています。サンタ・マリア・デッラ・ステッカータ教会 Sanctuary of Santa Maria della Steccata もその1つです。
![]() |
サンタ・マリア・デッラ・ステッカータ教会の外観 |
外観が個性的ですが、内部はオーソドックスで、落ち着いたものとなっております。また、フレスコ画で装飾され、美しい内装です。
(2) 洗礼堂
ドゥオモの横に八角柱型の洗礼堂 Battisterro が建っています。淡いピンクの外見で、色遣いが優しく、優美なたたずまいです。
![]() |
洗礼堂。青空を強調してみました。 |
![]() |
同じく洗礼堂の外観。壁の色が淡くて優しい色使いです。 |
内部に入ると、やはり全面がフレスコ画で装飾され、実に見事です。この洗礼堂は、1196年から1270年にかけて完成したとのことです。天井までびっしりと描かれ、ずっと見続けると後ろにのけぞりそうになるので注意が必要です。
![]() |
洗礼堂の内部。天井部分までフレスコ画で装飾されています。 |
内部は15本の補強骨により16分割されており、これはロマネスクにはないスタイルで、ゴシックへの過渡期であることがわかるのだとか。
![]() |
洗礼堂内部の洗礼盤。 |
(3) ドゥオモ
そして、お待ちかねのドゥオモ Duomo です。
外観は、かなりの存在感を示しています。1117年に震災に遭い、1178年に再建されたのが今の建物なのだとか。鎌倉幕府よりも古いことになります。
![]() |
ドゥオモの外観。やはり大きくて存在感がある! |
![]() |
ドゥオモの横には鐘楼があります。残念ながら、改修中でした。 |
![]() |
ドゥオモの内部。 |
![]() |
天井ももちろん、装飾されている。 |
![]() |
側壁のフレスコ画。宗教画で装飾されている。 |
私は数多くの大聖堂、教会を見てきましたが、パルマのドゥオモの内装は、最も美しいのではないかと思っています。
(4) サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会
ドゥオモの奥には、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会 Chiesa di San Giovanni Evangelista があります。
ドゥオモを左に、奥にサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会を望む眺めは、中世ヨーロッパにいるような美しさです。
![]() |
左がドゥオモ、奥がサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会。 |
<パルマで昼食>
モデナとパルマを巡り、おなかも空いてきたので、美食の街、パルマで昼食を取りました。
Il Trovatore というレストランに入りました。ガイドブックによれば、「サービス満点!」とのことですので、期待して入ります。
肉のコースと魚のコースがあり、肉をチョイス。生ハムの盛り合わせがすごいことになっています。最後にコーヒーの付け合わせに大量のチョコレートが出てきてびっくりしました。
ガイドブックの記載に違わぬ、美味しくてサービスの良いお店でした。
<ボローニャに戻る>
さすがに2都市も回ってボローニャに戻るころには日も沈んできました。
マッジョーレ広場の周りの建物は、美しくライトアップされています。建物の凹凸が光により強調され、一層、造形の美しさを際立たせます。
ライトアップされた市庁舎。 |
<ボローニャでの夕食>
ボローニャでの最後の夜は、あまり深く考えずに適当にお店に入りました。パルマでもかなり食べたので、少し食べすぎですね。
![]() |
カプレーゼ Caprese |
![]() |
トルテッリーニ Tortellini Brodo |
![]() |
ボロネーゼカツ Cotoletta petroniana |
<パルムの僧院を読む>
<スポンサードリンク>
0 件のコメント:
コメントを投稿