ポンペイ遺跡をたっぷりと見て回り、満足したところで、ヴェスーヴィオ周遊鉄道に乗ってナポリに戻ります。ポンペイ遺跡はいくら見ても飽きなかったので、いずれまた訪れる予感がします。エルコラーノ遺跡に入れなかったのが心残りです。
カプアーナ門 |
<遅めの昼食 ~トリアノン ダ・チーロ1923でピッツァ~>
と、その前に、もうお昼をとうに過ぎているというのに昼食を取っていないことを思い出しました。ナポリに来たからには、ピッツァを食べないと!と考え、ガイドブックにも載っている、トリアノン ダ・チーロ1923 Trianon Da Ciro 1923 というピッツェリアに入りました。店の名前にもある通り、1923年から続く老舗だそうです。
Trianon Da Ciro 1923のマルゲリータ |
やはり食事は地元のものを頼むのが、美味しくて、しかもリーズナブルですね。
<スパッカ・ナポリの様子>
腹もくちくなったところで、下町と言われるスパッカ・ナポリに繰り出します。狭い道にアパートがひしめいて、生活感にあふれています。
そして、明日が新年というウキウキした気分からか、街の至る所で、勝手に打ち上げ花火が打ち上げられています。まさに、カオス!
いきなり花火が打ちあがると、かなりびっくりします。その一方で、新年を迎えるという高揚感のようなものも伝わってきて、悪いもんじゃないなとも感じました。
<スパッカ・ナポリの教会>
カトリックの総本山、ローマを抱える国だけあり、ナポリもカトリック教徒が多く、信仰が厚いと感じました。スパッカなポリには、狭い地域に数多くの教会がひしめいています。そして、それぞれがかなり立派で個性的でした。これらを一つ一つ、ゆっくり見るだけでも楽しめそうです。
(1) ジロラミーニ教会
ジロラミーニ教会 |
(2) サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会
私が訪れた時はあいにく改修中で、足場が組まれたオレンジの建物が教会です。
(3) サン・パオロ・マッジョーレ教会
サン・パオロ・マッジョーレ教会 |
こちらも中には入れませんでしたが、緑と黄のコントラストの外観が美しいですね。
(4) サンタ・マリア・マッジョーレ教会
サンタ・マリア・マッジョーレ教会 |
この教会に限ったことではありませんが、どんなに外が騒がしくとも、ひとたび教会に足を踏み入れるとそれまでの騒音がピタリと止み、静粛に包まれます。この瞬間がたまらなく好きです。
そんな教会で奏でられるピアノの演奏は、どんなに素晴らしいことでしょう。明日はボローニャに向けて旅立ってしまうので、聞きに行けないのが残念です。
(5) サンタ・キアーラ教会
サンタ・キアーラ教会 Santa Chiara は、1310年に建設されたものの、1943年に放火により失われたのち、再建されたそうです。
サンタ・キアーラ教会 |
(6) ジェズ・ヌオーヴォ教会
ジェズ・ヌオーヴォ教会の正面。石積みが目につくシンプルな外観。 |
しかし、中に入ると、シンプルな外見から想像もつかないくらい、実に壮麗です。天井も壁面も、フレスコ画で飾り立てられ、実に見事です。
こんなに狭い地域に、これだけの教会が密集し、しかもどれもが競うように立派です。これを見るだけでもナポリに来たかいがあったと感じました。
<ナポリの大晦日は更けていく。。。>
スパッカ・ナポリで教会巡りをしていると、いつしか夜は更けていました。
ジェズ・ヌオーヴォ広場。空の青さとのコントラストが美しい。 |
通りには電飾もあり、新年のムードを盛り上げる。 |
何気ない小路。寂しげなので撮ってみました。 |
小腹がすいたので、ナポリ名物のババ Baba を食べました。キノコ型のスポンジケーキで、リキュールがしみ込んでとても甘い!そして、美味しいです。これで、たったの1ユーロ!日本で売っていたら、間違いなく毎日食べてしまうでしょう。(そして、太ったことだろう・・・。)
フォークは店員が手渡すときにぶっ刺してくれたものです。決して、私が刺したわけではありません。
ナポリ名物のババ。甘くておいしい!たったの1ユーロ! |
<ホテルに戻る>
ピザと、お菓子のババという、栄養のバランスの悪い食事とはなりましたが、ホテルに戻って、独り年を越すことにしました。
ナポリ中央駅の様子。 |
ナポリ中央駅前広場の様子。 |
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