フィレンツェのサン・ロレンツォ教会、ヴェッキオ宮、ヴェッキオ橋の様子をお届けします。
<サン・ロレンツォ教会>
サン・ロレンツォ教会 San Lorenzo は、4世紀に創建された古い教会です。13世紀に再建され、メディチ家もその際に寄進を行っています。
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サン・ロレンツォ教会を正面からみたところ。 |
しかし、内部に入ると3廊式の立派な教会で、円柱とアーチにより中央と左右が区切られています。ドゥオモ同様、側壁などの装飾は簡素です。
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天井にはフレスコ画 |
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主祭壇 |
<サン・ロレンツォ教会の周辺>
サン・ロレンツォ教会の周りは賑やかな場所でもあります。
サン・ロレンツォ教会の見学を終え、メディチ家礼拝堂に入ろうとしたのですが、既に開館時間を過ぎていたため、この日の見学はあきらめました。
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右がメディチ家礼拝堂。今日は開館時間が終わってしまった。 |
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サン・ロレンツォ教会の横の広場。この先には露店が多く並んでいる。 |
メディチ家礼拝堂は見られませんでしたが、ヴェッキオ宮 Palazzo Vecchio は比較的遅くまで開館していることが分かったので、そちらに向かいました。
ヴェッキオ宮は、1299年に建設が始まったと伝えられ、1530年にトスカーナ公国が出現するまでフィレンツェ共和国の政庁だったとのことです。3層からなっており、塔は94メートルの高さを誇ります。
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ヴェッキオ宮の前に広がるシニョリーア広場 |
ヴェッキオ宮に入るとすぐに、中庭となっています。
宮殿内は、どの部屋も豪華絢爛という言葉がぴったりです。個人的には、ちょっと装飾過多で、息苦しく感じるのですが。。。
ひときわ大きな五百人広間 Salone dei Cinquecento は、共和政時代に市民会議が開催されたそうです。
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五百人広間。 |
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五百人広間を上から見たところ。 |
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百合の間 |
このように写真からもお分かりになるように、どの部屋も豪華な装飾が施され、ゆっくり見ると良いと思います。
<ヴェッキオ橋>
ヴェッキオ宮の見学を終えると、夜も更けてきました。ヴェッキオ宮はライトアップされ、シニョリーア広場は賑わっています。
ランツィのロッジアを左手に見ながら、アルノ川に向かって歩くと、ヴェッキオ橋が見えてきました。
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多くの人で賑わうシニョリーア広場。 |
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ヴェッキオ橋 |
15世紀には肉屋が軒を連ねて悪臭を放っていたこともあるそうですが、16世紀に貴金属と宝石商が集められて今に至っているそうです。現在は多くの観光客でにぎわっています。もちろん、悪臭はありません。
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橋の入口です。お店が左右にあるのが分かります。 |
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写真撮影する観光客でいっぱいです。 |
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アルノ川を背景に撮影する人が多くいました。 |
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アルノ川を渡ってヴェッキオ橋を撮りました。水面に橋が映り、美しい。 |
<ブーカ・マリオで夕食>
昼食も食べずに街を歩き回り、さすがにお腹が空いてきました。
ガイドブックを参考に、ブーカ・マリオ Buca Mario dal 1886 というレストランで夕食を取りました。ガイドブックには要予約と書いてありましたが、19時過ぎに入ったので座ることができました。ただ、すぐに席は埋まり、入店を断られていた客も多くいたので、やはり予約した方が良さそうでした。
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トスカーナ風前菜盛り合わせ Antipasto Toscano |
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パンと野菜のスープ(リボリータ) Classica Ribollita |
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仔牛のすね肉煮込み(オッソブーコ) Ossobuco di vitell |
リボリータはパンが入った野菜のスープでフィレンツェの冬の定番料理です。旅行では不足しがちな野菜が多く摂れ、また、身体も温まりました。
オッソブーコは仔牛のすね肉煮込みで、トマトやワインと良く煮込まれ、とろとろに柔らかくなっています。
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本日のデザート |
<ドゥオモとジョットの鐘楼>
ホテルに帰る途中、ライトアップされたドゥオモとジョットの鐘楼のあまりの美しさから、写真をあらゆる角度から撮っていました。いつ見ても美しく、見ていて飽きることがありません。本当に素晴らしい、エレガントなドゥオモだと思います。
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