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2016年10月22日土曜日

チェコ・オーストリア旅行 2015年8月(3) ~プラハからピルゼン日帰りの旅~



ヨーロッパ旅行好きのププです。
2015年夏のチェコ・オーストリア旅行の様子を写真とともにお届けしています。
今日はチェコ3日目。ビールで有名なピルゼン(チェコ名プルゼニュ)にプラハから日帰りで行ってきます。

ピルゼンとは
 ピルゼンは、プラハから電車で1時間半ほど西に進んだところにある都市です。ご存知の方も多いと思いますが、この街はビール製造でとても有名です。水がきれいなのと周辺で作られる麦とホップを生かして700年以上も前からビールが製造されています。

ピルゼンに向かう
 今日はビールの街、ピルゼンに向かう日です。朝は7時に起床しました。しかし、列車まではまだ時間があります。昨日は早く出すぎて駅で待つ羽目になったので、今日は逸る気持ちを抑えつつ、駅にはゆっくり向かいました。
とはいえ、直前に行くのも危ないので、しばらく駅で時間を潰します。
今日、乗り込む列車は、ミュンヘン行きのECです。昨日の列車と異なり、冷房付きで助かりました。また、意外にも車内は混んでいました。

ピルゼンに到着
 プラハからピルゼンへは、1時間半ほどです。ピルゼン駅前には何もありません。また、歩道が整備されておらず、建物も威厳がありません。
 プラハの整備に手一杯で、他の都市にまで手が回っていないのかもしれません。妙に共産主義の香りが漂う建物は、警察署でした。
 まずは大聖堂を目指し、街を歩いていきます。

聖バルトロミェイ大聖堂と共和国広場
 聖バルトロミェイ大聖堂と共和国広場は旧市街の中心にあります。特に、大聖堂は背も高く、どこからも目立つ立派な建物です。建設は1320年から1470年にかけて行われ、高さは102.6mもあります。また、周りには共和国広場が広がっています。
 大聖堂本体には入り口の近くを少し見学できるだけでした。
 大聖堂の内部には入れないものの、塔には上ることができます。最初は木の階段で上りやすいのですが、最後は急になり、ほとんど梯子に近い階段となります。
 塔を登る途中で、大聖堂の鐘を見ることができます。

 塔に上ると、素晴らしい眺めです。
 共和国広場は高さが統一されていて、すっきりとした印象を与えます。また、塔に面して市庁舎が建っています。これは1606年の建設なのだとか。

お待ちかねのビール醸造所へ
 聖バルトロミェイ大聖堂を見学したところで、いよいよピルゼンを訪れた最大の理由、プルゼニュスキー・プラズドロイ醸造所に向かいます。
 ピルゼンはピルスナー・ビール発祥の地。プルゼニュスキー・プラズドロイというビールを醸造している工場を見学できるのです。
 醸造所の入り口には門が建っており、そこから入ります。


 見学はガイドツアーだけとなっており、また、英語ツアーの出発時刻は決まっているので、事前に調べておくのが確実だと思います。12時45分発のツアーに申し込むと、集合時刻と場所を指定されるので、それまでの間にお昼を食べることにします。

 この醸造所にはレストランがあります。お昼時なのでさすがに混んでいますが、何とか奥の方に座れました。
 醸造所内のレストランですので、当然、ビールを頼みます。ちなみにこれは、0.5リットルです。
 また、チェコではタルタル・ステーキが有名とのことなので、チャレンジしてみました。生肉なのが心配ではありましたが、敢えて挑戦!レバーパテのような触感です。香辛料は辛いわけではなく、おいしくいただきました。
 サラダも甘いドレッシングでおいしゅうございました。
 ガイドツアーの集合時刻が近づいたのに会計の人がなかなか来なくてハラハラしましたが、何とか3分前に支払い終え、ガイドツアーの集合場所に向かいます。

ビール醸造所ガイドツアー
 ガイドツアーは英語のツアーです。
 こんな感じで参加者が待っています。

 ツアーは女性の方がガイドしてくれました。
 まずは醸造工場に見学です。広い敷地なので、中はバスで移動です。
 大量のビール瓶にビールが充填されていく様は壮観です。

 工場は現代的で、日本のビール工場で見ても余り変わらないかと思います。むしろ、日本の方が進んでいるかもしれません。

 せっかくチェコを訪れるからには、かつてのビール貯蔵所など、独自のものを見てみたいもの。
 この醸造所も、そんな期待に応えてくれます。かつて使用していた地下の貯蔵庫に入れるのです。
 ピルゼンはもともと地下道が10世紀から建設されてきており、ビールの貯蔵も地下を利用しています。網の目のような貯蔵庫のため、うっかりすると迷子になりそうです。昔は氷を貯蔵し、その解けた水を地下道内に巡らせて冷却していたとのことです。そのため、氷の貯蔵庫だけが一番高い場所にあります。
 地下貯蔵庫は、ビール貯蔵に使うくらいですから、とても寒い!外が真夏だということを完全に忘れ去ることができます。最初は、「涼しくて快適!」と感じていた程度ですが、だんだん寒くなってきました。
 かつて貯蔵していた樽が並んでおり、今も使用されています。
 ただ、この樽に貯蔵したビールを飲めるのは、このツアーの参加者だけ!ツアー参加者はカップ1杯だけ、このビア樽から注がれるビールを飲むことができます。
 ちなみに、ガイドの女性も当然のように1杯、飲んでました。こういったところがヨーロッパらしいですね。

 このビア樽、何度も繰り返し使うため、洗浄する必要があります。その方法は、なんと、人が中に入って洗う、というもの!上部に穴が空けてあり、実際に人が通れるか、実演しています。実演は、ツアー参加者です。

駅に戻る
 ビール醸造所でのツアーを終え、また真夏に引き戻されました。
 帰りの電車は予約してあり、あまり時間もなかったので、大聖堂から見えたジナゴーグや旧市街を簡単に見学して、駅に向かいました。


プラハへ
 ピルゼン駅に到着すると、既に帰りの列車はホームに入線していました。
 が、車内に入ってみると、クーラーがついていないので、蒸し風呂状態で入れたものではありません!
 入って待っているのは耐えられないので、しばらく外で時間を潰すことにしました。
しばらくすると、機関車のパンタグラフが上がり冷房が入りました。
 とはいえ、室内はすぐには冷えてこないので、発車直前まで外で待機していました。
 しかし、定刻になっても発車しません。結局、30分遅れて発車しました。車内放送ではConstruction worksと言っていました。
 今日はプラハ泊の最終日でしたが、ピルゼンの日帰りで疲れたので、ホテルで休むことにしました。

 明日はプラハを離れ、チェスキー・クルムロフに向かいます。

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