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2016年1月11日月曜日

ドイツ・スイス旅行 2015年12月(10) ~スイスに入国!ライン川沿いの国境の街バーゼル~

 2015年末のドイツ・スイス旅行の様子を写真とともにお届けします。

 今日はハイデルベルクを発ち、スイスのバーゼルに向かいます。
 バーゼルはライン川沿いでドイツ・フランスとも接する国境の街です。
 今まで鉄道の乗換で駅に降りたことはあったものの、街に出たことはなかったので、今回、観光してみることにしました。


<ハイデルベルクからバーゼルへ>
 ハイデルベルクからバーゼルへは、マンハイムで乗り換えてICEで2時間程度かかります。

 マンハイムは多くのICEの始発駅となっているようで、私の乗り込むICEも既に入線し、車内で発車を待つことができました。朝は寒いので、車内に入れると助かります。


<バーゼルの街>

 バーゼルはライン川に面し、ライン川水運を利用したスイスの唯一の貿易港です。

 また、ドイツ・フランスとも国境を接する街でもあり、交通の要衝として、ドイツ国鉄、フランス国鉄がそれぞれバーゼルに鉄道駅を置くという、かなり特殊な街でもあります。

 そして、ちょっと信じがたいですがバーゼル空港(ユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズ空港)はフランス国内にあります。

 私の乗ったICEはまずドイツ国鉄のバーゼル・バディッシャー駅(Basel Badischer Bahnhof)に停車した後、スイス国鉄のバーゼルSBB駅に停車します。
 バーゼルSBB駅は橋上駅で、チョコレートやお土産など、お店も多く入っています。

バーゼルSBB駅の様子。


<ホテルにチェック・イン>

 バーゼルSBB駅に着いたのは11時半頃。
 バーゼルはスイス国鉄駅の北側に旧市街が広がっていますが、私が予約したのは、その反対側にあるIBISホテルです。
バーゼルSBB駅の北側(旧市街地側)。
駅の南側は、駅前にいきなり自転車置き場があり、また人通りも少なく、「駅裏」っぽい雰囲気を出しています。

IBISホテルへは駅から5分ほど歩きました。
 ホテル内部は新しく、近代的で、早めに到着しましたがチェック・インできました。スタッフの英語はわかりやすく、さすが国境の街という感じです。

 部屋はダブルなので広いです。ヨーロッパによくみられるセントラル・ヒーティングタイプではなく、エアコン方式なので、風量もコントロールできます。ただ、セーフティ・ボックスとバスタブはありません。




<バルフュッサー広場>

 ホテルに荷物を置いて、さっそく街に出ます。
 ガイドブックによれば、「バーゼル観光はバルフュッサー広場 Barfüsserplatzからスタートしたら良い」、とのことなので、まずバルフュッサー広場に向かってみました。

バーゼル市内はトラムが縦横無尽に走っている。

 街歩きを始めて最初に感じたのは、空気の冷たさ!
 ドイツとは段違いの寒さです。手袋を出さないと手がかじかむので、常に手袋をはめて歩きました。

 バルフュッサー広場には、インフォメーションやトラムの乗り場がありますが、それほど広くはありません。


バルフュッサー広場。トラムの停車場がある。
バルフュッサー広場には、歴史博物館もあります。どうみても教会にしか見えないのですが、かつての教会を博物館に転用しているようです。

 また、歴史博物館の周囲には、クリスマス・マーケットのお店もありました。クリスマス前には、きっとかなりにぎわったことと思います。

歴史博物館の周りに多くのマーケットのお店が。



<ティンゲリーの噴水>

 バルフュッサー広場から東に少し歩くと、ティンゲリーの噴水があります。これは、バーゼルの造形美術家による作品で、カラクリ噴水とでも呼ぶべき代物です。


 この作品は動きを見ないとその魅力が伝わらないと思いますので、下のリンクからご覧ください。


 動きがユーモラスで、いつまで見ていても楽しいと思います。


<聖アルバン門>


 ティンゲリーの噴水をさらに東へ東へと進むと、聖アルバン門 St. Alban Tor にたどり着きます。
 これは1400年に建造された防御用の門です。現在、城壁は残っておらず、門だけの状態です。


 写真を撮っているのは、私だけというちょっと寂しい場所でした。


<聖アルバン教会>

 聖アルバン門から北に進むと、聖アルバン教会に出ます。
 こちらは開いておらず、外観だけを写真に収めました。実にシンプルな外観です。

シンプルな外観の聖アルバン教会。



<大聖堂>


 大聖堂 Münster は、ミュンスター広場に堂々とした姿で建っています。
 ドイツでは大聖堂はDomと呼ばれていましたが、こちらではMünster と呼ぶようです。同じドイツ語圏ですが、言葉が違うのか、そもそも別の概念なのかは良く分かりませんが。。。

ミュンスター広場と大聖堂。

ミュンスター広場。
この大聖堂は12世紀に起源を持ちますが、地震による破壊などもあり、今の姿は19世紀にできたものです。

 大聖堂の内部には無料で入れます。
 天井も高く、大聖堂らしい雰囲気が漂っています。





 内部は、壁面はシンプルですが、ステンド・グラスで美しく装飾されています。




 塔へは2名以上のグループでないと上れないという、よくわからない制限がかけられています。上れるところは基本的に上ってきた私ですが、今回は残念ながら見送りました。

 大聖堂の裏には、展望スポットがあり、ライン川を眼下に眺めることができます。

大聖堂を後ろから見るとこんな感じ。
こうやってみると、こんな上流でもこれだけの流量を誇るライン川は流石に大河だなと感じます。





<市庁舎>


 市庁舎 Rathaus もマルクト広場という広場に建っています。その特徴は、なんといっても真っ赤な壁の色でしょう!
 とにかく、赤い!
 色の指定を間違ったのではないかというくらい、赤です。

赤い市庁舎。隣との色の違いが一目瞭然。


 周囲からも一目瞭然ですので、そういう効果を狙ったのかもしれません。

 マルクト広場の他の建物は、普通の色合いです。

市庁舎の正面に建つ建物。いたって普通。

建物内部には入れませんでしたが、その特徴的な外観を見るだけでも十分、満足です。







<ライン川の向こうから旧市街を見る>


 市庁舎近くの橋でライン川を渡ってみます。
 橋の途中や対岸からは、旧市街や大聖堂がよく見えます。



 また、橋の途中には、多くの南京錠がかけられていました。



 ライン川のそばに下りて語らいあう人々もいます。かなり寒いのではないかと思いますが。。。






<バーゼル大学>

 市庁舎から西に歩くと、バーゼル大学があります。この大学は1460年設立で、スイスで最も古い大学です。


<シュパレン門>



 バーゼル大学から西に行くと、シュパレン門 Spalentor があります。これも14世紀に建設された門です。



 こちらも写真を撮っている観光客は、私一人なのがちょっと残念なところです。


<昼食>

 お腹もすいたので、何か食べようと思ったのですが、今日は日曜日。店はほとんどやっていませんでした。また、旅行が1週間以上も続くと、お店に入ってしっかり食べるのが辛いと感じるときもあります。

 ということで、ホテルの近くで売っていたドネルケバブをテイクアウトして、ホテルの部屋で食べました。

それにしても、スイスは物価が高い!このドネルケバブは7.5フランもしました。日本円で1000円くらいです。量も多くて美味しかったですが、信じられない値段です。


<トイレ>

 バーゼル観光で困ったのが、トイレです。

 バーゼルに入って最初に感じたのは、「寒い!」ということ。ハイデルベルクに比べると、とにかく空気が冷たいと感じました。そうなると、どうしてもトイレが近くなります。

 ドイツでは比較的トイレは多い印象でしたが、バーゼルはなかなか見当たりません。しかも、機械式ばかりです。ただでさえ寒くてトイレが近くなっている上、小銭が無いと用を足せないというのは、ちょっとしたプレッシャーです。


<夕食>
バーゼルSBBの駅前の様子。

 思った以上に昼のケバブでお腹が膨れたので、夕食はスーパーで買ったサラダとビールで済ませました。ドイツ語が分からないので良くわかりませんが、穀物の粒がそのまま入っているものです。
 お米ではありませんが、穀物の粒を食べるとちょっとホッとするのは、私が日本人だからでしょう。






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