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2015年11月10日火曜日

2014年末のイタリア旅行 (20) 花の都、フィレンツェへ!①

 2014年末・年始にイタリアに旅行した際の写真などをお届けします。
 ボローニャとその近くにあるパルマ、モデナの観光を終え、花の都、フィレンツェに向かいます。
 大聖堂好きの私としては、あのクーポラに登れるというだけで興奮を禁じえません。また、高いところも好きなので、鐘楼にも上れるとあり、今回の旅行の期待度はかなり高くなっています。


フィレンツェのドゥオモ。優美な姿。

<ボローニャからフィレンツェへ>
 
 ボローニャ中央駅では、長距離列車は地下ホームから発着するようです。フィレンツェへは、30分程度の移動でフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着します。
 駅は旧市街の西に位置していますが、ドゥオモまで徒歩で10分程度で行ける距離です。スーツケースをゴロゴロ転がしながら歩いていくと、ドゥオモが姿を現しました!言葉を失うほどの美しさに感動しつつも、荷物を持っているために写真は我慢し、「待ってろよ~」と心でつぶやきながら、まずはホテルに向かいます。
 De Lanzi という、古いながらもドゥオモから目と鼻の先にあるホテルで、鐘の音も聞こえてきます。スタッフもフレンドリーで、チェックイン前でも宿泊客はトイレを使えました。ドゥオモ周辺はトイレが無いので、これは大変助かりました。
 チェックインには早かったので、荷物だけ預けさせてもらい、いざ、出陣!


<まずはジョットの鐘楼へ>

 身軽になって、早速、ドゥオモに向かいます。
 「チケットを買うために並ばなければ!」という気持ちを抱きつつも、写真を撮るという衝動を抑えられません。とりあえず、一枚、写真を撮ってみました。
ドゥオモとジョットの鐘楼
巨大なので、広角レンズでないと全容を写すのは難しいと思います。
 気持ちを落ち着けたところで、ドゥオモに乗り込みます。チケットはドゥオモ、洗礼堂、ジョットの鐘楼の共通券になります。ドゥオモ周辺は、どこもかしこも人であふれています。
 行列が短そうな、ジョットの鐘楼の列に並びました。
ジョットの鐘楼の行列


 短そうといっても、やっぱり長いです。1時間は並んだでしょう。ようやく中に入れます。
 鐘楼には階段で上ります。石造りなので、ボローニャのときのように、怖い思いをすることはありませんので、ご安心ください。途中、休む場所が何か所かありましたが、休むとかえって辛くなる気がしたので、一気に上りました。

ジョットの鐘楼からの眺め。西を望む。手前の八角形の白い建物は洗礼堂。残念ながら改修中。

ジョットの鐘楼からは、ドゥオモのクーポラが見える。

ジョットの鐘楼から北を望む。左奥のクーポラは、サン・ロレンツォ教会とメディチ家礼拝堂。

南を望む。中央やや右の塔のある建物はヴェッキオ宮。

南西を望む。中央の広場は、レプッブリカ広場。
ジョットの鐘楼からの眺めは、実に素晴らしいものです。フィレンツェの街が一望できます。
 1月なので寒く、しばらく堪能した後、下に降りました。行列待ちでも体が冷えたため、ホテルに戻り、トイレを済ませてから、いよいよクーポラに上ります!


<ドゥオモのクーポラ>
 ドゥオモの左側に行列があったので、こちらがクーポラの入口かとも思いきや、その左奥の側面に入口がありました。そして、見るからに長そうな行列ができています。
 列をたどっていくと、なんと!後ろまで伸びており、鐘楼の行列に届きそうな数です。行かないという選択肢はあり得ないため、最後尾に並びます。この時点が11時過ぎです。当初、1時間程度の待ち時間かと思いきや、延々と並び、13時過ぎに最終コーナーを回りました。寒い中、ずっと立ち続けていたため、さすがに膀胱も限界を迎え、後ろに並んでいた御姉様に場所取りをお願いすると、快諾していただきました。急いで近くのカフェでエスプレッソを頼むとともにトイレに駆け込みます。このカフェはこのような使い方になれているようでした。列に戻り、14時くらいにようやく、中に入ることができました。実に3時間待ちです!

 クーポラに向かう途中、天井のフレスコ画やドゥオモの内部を見られる場所を通ります。なお、ここで長々と写真撮影をする人がいるのと、後がつかえてしまうことになります。





 クーポラまでは最初は上りと下りが分かれていますが、途中から一本道になるため、そこで職員が交通整理をしています。これがなかなか列が進まない原因のようでした。また、クーポラの外に出る階段も1つしかなく、下りの人の列が切れないと登れないため、これも時間がかかる原因です。

 ようやくクーポラに上ると、その眺望は実に素晴らしい!ジョットの鐘楼よりも高い位置から、フィレンツェの街並みを見渡せます。
クーポラから鐘楼を望む。

南側を望んだところ。左奥にはヴェッキオ宮が見えます。
クーポラから真下を眺めてみたところ。
西を望む。メディチ家礼拝堂のクーポラが中央に見えます。
東側を望む。左端の円筒形の建物は、旧サンタ・マリア・デリ・アンジェリ礼拝堂です。
クーポラの尖端部分はこんな感じです。


北側を望む。
いくらでもとどまっていられるのですが、寒いこともあり、クーポラから降り、ホテルでチェックインを済ませます。


<洗礼堂へ>

 ドゥオモの前に立っている洗礼堂 Battistero San Giovanni に入ります。時間も遅くなってきたせいか、並ばずに入れました。
 この建物は、フィレンツェでも最も古い聖堂建築のひとつだそうです。外部は修復中のため、覆いがかぶせられていたのですが、3層からなり、白と緑の大理石で装飾されているそうです。見たかったのに、残念です。
 内部は、天井は金地のビザンチン風のモザイクでおおわれています。






 また、窓が多く開けられ、光が差し込んでくるのも幻想的です。窓にも模様が描かれているのがお分かりになると思います。


<ドゥオモの内部>


堂々とそびえる大聖堂。白、緑、赤の組み合わせが実に美しい。
クーポラには先に上ってしまいましたが、ドゥオモにも入ります。
 ドゥオモの外観は、白、緑、赤の組み合わせが実に優美で見とれてしまいます。無骨なドイツなどの大聖堂とは全く趣が異なります。
 しかし、内部に入ると、いかにも大聖堂らしい、簡素で威厳に満ちた造りです。パルマのように、フレスコ画をびっしり描き込んだ例もあるのですが、あえてシンプルにしたということでしょうか。いすれにせよ、大聖堂らしい荘厳さを醸し出しています。
 




 クーポラの真下から見上げることができます。こうやって見ると、かなり高いところに上ったのだということが良く分かります。
クーポラを下から眺めます。







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2015年11月8日日曜日

2014年末のイタリア旅行 (19) ボローニャからモデナとパルマへ日帰り旅行②

 2014年末・年始にイタリアに旅行した際の写真などをお届けします。

 ボローニャ観光を終え、翌日はボローニャを拠点として、世界遺産都市モデナ、『パルムの僧院』のパルマに日帰り旅行しました。
 今回は、モデナに引き続き、パルマに旅行した際の記録です。


<パルマへ!>

 モデナを堪能したら、次の目的地、パルマに向かいます。
 パルマはボローニャから鉄道で50分、モデナからだと30分程度です。

 パルマはパルミジャーノ・チーズとパルマハムで有名なグルメの街であるとともに、洗礼堂・ドゥオモが美しい街です。

ピロッタ広場
(1) サンタ・マリア・デッラ・ステッカータ教会

 ドゥオモのある中心部には、いくつかの教会が集まっています。サンタ・マリア・デッラ・ステッカータ教会 Sanctuary of Santa Maria della Steccata もその1つです。

サンタ・マリア・デッラ・ステッカータ教会の外観




 外観が個性的ですが、内部はオーソドックスで、落ち着いたものとなっております。また、フレスコ画で装飾され、美しい内装です。


(2) 洗礼堂

 ドゥオモの横に八角柱型の洗礼堂 Battisterro が建っています。淡いピンクの外見で、色遣いが優しく、優美なたたずまいです。
洗礼堂。青空を強調してみました。

同じく洗礼堂の外観。壁の色が淡くて優しい色使いです。

 内部に入ると、やはり全面がフレスコ画で装飾され、実に見事です。この洗礼堂は、1196年から1270年にかけて完成したとのことです。天井までびっしりと描かれ、ずっと見続けると後ろにのけぞりそうになるので注意が必要です。

洗礼堂の内部。天井部分までフレスコ画で装飾されています。



 内部は15本の補強骨により16分割されており、これはロマネスクにはないスタイルで、ゴシックへの過渡期であることがわかるのだとか。

洗礼堂内部の洗礼盤。

(3) ドゥオモ

 そして、お待ちかねのドゥオモ Duomo です。
 外観は、かなりの存在感を示しています。1117年に震災に遭い、1178年に再建されたのが今の建物なのだとか。鎌倉幕府よりも古いことになります。

ドゥオモの外観。やはり大きくて存在感がある!

ドゥオモの横には鐘楼があります。残念ながら、改修中でした。
ドゥオモは広場に向かってドーンと構えています。外見は、とてもシンプルといえるでしょう。しかし、中に入ると、その美しさに目を奪われました。


ドゥオモの内部。
  天井だけでなく、側面の壁も美しくフレスコ画で装飾されているのです。特に側面のフレスコ画は宗教画なので、絵の中の人物に見守られているような錯覚さえ覚えます。

天井ももちろん、装飾されている。

側壁のフレスコ画。宗教画で装飾されている。






 私は数多くの大聖堂、教会を見てきましたが、パルマのドゥオモの内装は、最も美しいのではないかと思っています。


(4) サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会

 ドゥオモの奥には、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会 Chiesa di San Giovanni Evangelista があります。
 ドゥオモを左に、奥にサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会を望む眺めは、中世ヨーロッパにいるような美しさです。

左がドゥオモ、奥がサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会。

<パルマで昼食>

 モデナとパルマを巡り、おなかも空いてきたので、美食の街、パルマで昼食を取りました。
Il Trovatore というレストランに入りました。ガイドブックによれば、「サービス満点!」とのことですので、期待して入ります。
 肉のコースと魚のコースがあり、肉をチョイス。生ハムの盛り合わせがすごいことになっています。最後にコーヒーの付け合わせに大量のチョコレートが出てきてびっくりしました。
 ガイドブックの記載に違わぬ、美味しくてサービスの良いお店でした。







<ボローニャに戻る>

 さすがに2都市も回ってボローニャに戻るころには日も沈んできました。
 マッジョーレ広場の周りの建物は、美しくライトアップされています。建物の凹凸が光により強調され、一層、造形の美しさを際立たせます。

ライトアップされた市庁舎。




<ボローニャでの夕食>

 ボローニャでの最後の夜は、あまり深く考えずに適当にお店に入りました。パルマでもかなり食べたので、少し食べすぎですね。

カプレーゼ Caprese

トルテッリーニ Tortellini Brodo

ボロネーゼカツ Cotoletta petroniana



<パルムの僧院を読む>
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2015年11月6日金曜日

2014年末のイタリア旅行 (18) ボローニャからモデナとパルマへ日帰り旅行


 2014年末・年始にイタリアに旅行した際の写真などをお届けします。

 ボローニャ観光を終え、翌日はボローニャを拠点として、世界遺産都市モデナ、『パルムの僧院』のパルマに日帰り旅行しました。

パルマの大聖堂の内部。側面も天井も、フレスコ画で壮麗に装飾され、圧巻!
<ボローニャからの日帰り旅行。期間は1日だけ。どうする?>

 ボローニャは大きな都市なので、周囲にある都市の観光の拠点とするには非常に便利です。
ボローニャからミラノ方面の電車に乗れば、今回訪れたモデナパルマがあります。
東に行けばフェッラーララヴェンナという、これまた世界遺産都市に行くことができます。

 今回の旅行では、ボローニャには2泊しかする余裕がなかったので、ボローニャ観光に1日を費やすと、日帰り旅行に充てられるのは1日。モデナ+パルマか、フェッラーラ+ラヴェンナか。
非常に悩みましたが、私が選んだのはモデナとパルマ。大聖堂好きの私としては、モデナは外せないと思ったのが決定打でした。
 もちろん、フェッラーラもラヴェンナも、素晴らしい街でしょうし、いずれ行くことにはなるでしょうが、今回はモデナとパルマを訪れ、大変満足しました。


<モデナに向かう>

 ボローニャとモデナは電車で20分の近さです。旅情に浸る間もないくらい、あっという間にモデナ駅に到着です。
 モデナ駅は小ぢんまりとした駅なので、車内からよく見ていないと思わず通り過ぎてしまいそうになります。私もイタリア人の御姉様が”Modena! ”と教えてくれて慌てて降りたくらいです。

モデナ駅は小ぢんまりとしたかわいい駅です。

駅のそばに特徴的な建物があったので撮りました。San Giuseppe教会です。

(1) ドゥカーレ宮殿

 大聖堂に向かう途中に、ローマ広場に面した堂々とした建物があります。これは、ドゥカーレ宮殿Palazzo Duccale で、かつてのエステ家の宮殿です。
 今は陸軍士官学校になっており、厳重に警備されています。それにしても、こんな歴史と風格のある立派な宮殿で学ぶことができるとは、イタリアの武学生は恵まれていますね。




(2) モデナの街の様子

 ローマ広場を抜けると、大聖堂のあるグランデ広場はもうすぐです。街自体がコンパクトで、また、建物もかわいらしいのがお分かりになると思います。




(3) 大聖堂

 ついにグランデ広場に到着です。早速、存在感を示しているのが世界遺産の大聖堂 Cattedrale です。

大聖堂を後ろから見たところ。
後ろからでも十分、美しさと威厳を感じさせますが、やはり正面から見てみましょう。

大聖堂を正面から見るとこんな感じです。
やはり正面から見ると、特徴が良く分かりますね。
 上部の丸窓は、とても大きくて、なんだか一つ目小僧のように見えてきます。中段の3連窓を持つアーチも、モデナならではのデザインではないでしょうか?
 大きさはそれほどでもありませんが、存在感のある建物だと思います。

大聖堂を横から見たところ。
この大聖堂(司教座大聖堂)は、1099年に着工したものなのだとか。内部は撮影禁止でしたので、残念ながらお届けすることはできません。ぜひ、ご自身の目で確かめられることをお勧めいたします。

鐘楼もあります。

大聖堂と鐘楼をつなぐ渡り廊下。
大聖堂の鐘楼など、高いところにはことごとく上ってきた私ですが、この鐘楼は土日しか入ることができず、上ることができませんでした。残念!


(4) グランデ広場の様子

 大聖堂を中心に、グランデ広場があります。周りの建物も大聖堂と調和する美しいものばかりです。








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